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オスプレイ

米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ
を12機載せた貨物船が岩国基地に到着しました。
ヘリコプターと同じ様に滑走路が要らない飛行機
と言うと解りやすいでしょうか?

このオスプレイの搬入に関して地元岩国や与党内
から反発の声が多数上がっています。
何がいけないのか?と言うと、このオスプレイは
とても墜落事故が多いんです。
飛行機が垂直に上がって、プロペラの向きを変えて
そこから前に飛ぶそうで、当然、操縦は半端でない
くらい難しいそうです。
実際に開発段階で4回墜落し30人が亡くなり、配備
後も4回墜落していると言われています。
「ウィドー(未亡人)メーカー」と嫌なあだ名も付
いています。

当然、そんな飛行機に日々頭の上を飛ばれたのでは、
おちおち寝ても居られませんから地元は大反対です。

そんな反対の中、米軍は何故オスプレイを配備した
いのか?
一つは日本と中国とで尖閣諸島やガス田等の問題で
小競り合いして東アジアの空気が悪いから。
もう一つはこの機体の潜在能力。
よくよく調べてみると、このオスプレイは事故さえ
無ければ画期的な乗り物なんです。

ヘリコプターと運搬量は変わらないんですが、大き
な違いは飛行距離とスピードです。
ヘリコプターのプロペラは常に上向きで、それは上
に上がる事を得意としています。
ですが前に進むのは不得手で前に進ませる為にはか
なりのロスが有るんだそうです。
つまり燃費が悪く、1回給油での飛行距離が600キロ
程度だそうです。

ところがこのオスプレイはプロペラが前に進む時は
前に向くので燃費が格段に良く、1度の給油で3500
キロ飛べて、その上空中給油が可能、いいから飛んで
いろ言われれば何時まででも飛んでいられるそうです。

具体的に言うと、ヘリコプターでは岩国から北朝鮮に
行ったら帰って来れないところ、オスプレイは2往復
しても大丈夫です。

そしてスピードも250キロ程度のヘリコプターに対し
500キロ以上でるそうで、目的地に着く時間が半分に
なるという事になります・・・当たり前ですが。

これらを総合すると、今、緊迫している東アジアで
まさかのの有事の際に、今まで出来なかった多くの
ミッションを可能に出来るとアメリカ側は考えてい
ます。

それは解りましたが、同型機種が先月フロリダで墜落
したばかり。
事故の原因解明が済んでいるの?と言いたくなるタイ
ミングでの配備は余りにも無神経です。
かといって東アジアの雰囲気を悪くしている一因は
日本にもある・・・
皆で仲良く出来ない物でしょうか?
そうすればこんな飛行機なんてきっと要らないのに・・・

by suzukiayn | 2012-07-23 18:33  

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