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金ゼロ

ゼロ金利の話ではなく、男子柔道の話です。

日本のお家芸・柔道
山下泰裕選手の怪我した足を決して狙わなかった
真の武道家ラシュアン相手に金メダルを獲った一戦、
母の遺影を胸に金メダルを獲った井上康生選手。
アトランタ、シドニー、アテネと3大会連続で金メ
ダルを獲った野村忠宏選手など・・・今までオリンピッ
クで必ず金メダルを獲って来ました。

しかし、今回は獲れませんでした。
世界に追いつか、抜かされてしまいました。

柔道の環境はここ数年で大きく変化しています。
一言で言えば国際化が進んでいます。
世界ランク制が導入され、世界を転戦しなければな
らなくなり、ベテランが一戦から退き、急速に若返
りが進みました。

結果、国際試合の経験が少ない選手が代表になるケ
ースが増えました。
今回の代表で五輪経験者は平岡選手ただ1人でした。
本来なら北京の金メダリスト石井 慧選手あたりが
リーダー的な存在で選手を引っ張ってくれれば良か
ったんでしょうが、彼は早々に柔道に見切りをつけ
総合格闘技に転身してしまいました。

若手で勝負した結果、目を背けたい押さえ込み負け、
信じがたい参った負け(五輪で日本人の参ったを
今まで見た記憶がありません)・・・惨敗です。
技や体よりも心が負けていた気がします。

このままでは金だけでなくメダルすら獲れなくなっ
てしまいます。
柔道の祖国のプライドは横に置き、今主流と言われ
ている欧州に若手をどんどん出稽古に行かせ、まっ
さらな気持ちで勉強させてお家芸復活を目指すべき
です。

篠原さん、あなたが涙していては日本は強くなれま
せんよ!!
心技体、特に心の鍛錬を、あなたの心を鬼にして。
頑張れ日本男児!!!

by suzukiayn | 2012-08-04 09:28  

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